あけましておめでとうございます。私は割れ物注意ちゃんです。何時の間に 2012 年になったのか判らないどころか、ついこの間まで去年の 3 月位だった様な感覚が未だ抜けない今日この頃です。しかし、私 1 人が如何様に思って居ようが居まいが関係無く時間は進み、技術は進歩し、そしてまた嘗て存在し得なかった代物が世に登場する事となるのでしょう。長生きはするモンなのでしょう。
で、そんな鳴り物入りで登場した瞬間に壇上でズッコケて、起き上がった瞬間に更にこむら返りを起こしてしまったかの様な、そんな DAIWA T3 ベイトキャスティングリールでは有りますが、勝手さえ判ってしまえば優秀なもので、今年も年初から京都桂川は鳥羽水門へと 2 釣行、初回は豆バス 1 匹、2 回目で以下画像内の約 41cm のブラックバスを連れて来てくれました。釣果としては寒いものの、あんな吹き晒しの河川敷に敢えて夜釣りに出向いている事自体が既に寒いので、最悪はデコる事を思えば、別に何でも無い事では有ります。
放っていたルアー自体は 20lb. のナイロンラインを巻いたスティーズ 100HL でも気にせず使う O.S.P ダンク 48SP でしたが、同じく画像内の DAIWA T3 1016SHL-TW に付きましては、ZPI 社のベイトフィネスリングにヘッジホッグスタジオの AIR BB、インダクトロータを外したノーブレーキ状態の旧リベルトピクシーのスプールと、今流行りのベイトフィネスに準拠するパーツ構成で、コレを比較的手返 し良く扱えるのも、DAIWA T3 の元々の仕様が有ってこそ。他の DAIWA 製ベイトリールの何れでも同役は担えません。製品そのものの状態は残念で有っても、イジれる余地が残っている事が大切なのだと、そう同ベイトリールに思い知らされた気が致します。
今年の 5 月頭辺りで丸 3 年、そして 4 年目を迎える私のルアー釣り暦ですが、今後はどの様な出来事と発見を、この DAIWA T3 と共に出来る事でしょうか。少なくとも、現時点では私の手許に有る 4 台 + 1 台のベイトリールの中に有っては構造上一番頑丈ですので、少なくとも当面は簡単にヘバってくれる心配も無いし、まぁ、壊れるなら壊れるで構いませんので、構わず壊すつもりで使って行こうかと思います。
長く使って居なければ知り得ない事、長く持って居なければ判り得ない感触、それは一時の出来心で手放してしまった人間が手にする事は叶わないのです。愛着ってのは、その先に生まれるものなんじゃ無いのでしょうか。ただ、今の所一番コストと手間を掛けて整備し切ったつもりの 04 ピクシーに付いては、仕様上の限界によって使うに使えない状態で放置していたりしますけれども。無茶なハイギア化の弊害か、極僅かなスプールへの負荷でもハンドルの巻きが重くなってしまうのです。完全に現在の釣行スタイルから外れてしまった格好で、さて、今後どう扱ったものやら、と。
以上、私は割れ物注意ちゃんでした。ばいばいきーん。