私にとっての一番の御馳走は鉄板焼きだ。
分厚い鉄板に食材が置かれた瞬間、
まるで生き物のように動き、色を変えてゆく。
あるモノは飛び跳ね、またあるモノは鉄板に接着された如く貼り付き、そして調理されていく。
油にコーティングされた食材は素早く皿に盛り付けられ、
湯気を立てながら口の中に入る。
この瞬間を過ごせる幸福感に感謝している。
Xanadu
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輪郭のぼやけた毎日が
踏み出す足を鈍らせる
言い訳塗れの夢でもいい
コンパス代わりに握っておけ
宛て無き楽園を目指す
亡者の群れ
果て無き荒野を照らす
ナイフの様な月
Xanadu
甘く匂い立つぬかるみが
疲れた足を滑らせる
もういっそこのまま溺れてもいい
このぬるま湯に浸っていたい
まやかしのオアシスで泳...
5 年前
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