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2010-02-05

カナダ珍道中2 Funeral in Calgary 1


カルガリーに到着し、ショーンの奥さん、弟ジェイソン、友人3人が空港までお迎えに来てくれた。
空港のバーにてビールで再会を乾杯し、しみったれた話は抜きにジェイソンの自宅へ向かった。
次の朝、火葬した骨を拾いに行くのでと、葬儀場へ行った。
山男のショーンが大好きな雪が降っていた。
葬儀場は一見、派手さの無い結婚式場のような雰囲気で、会場内は特異な匂いがしていた。
日本と違い、火葬しようが土葬しようが勝手。さすが自由の国。
普通の感覚なら、火葬場に行くのだろうと思うのだが、なんと葬儀場内に火葬施設が有り
今丁度焼き上がったところだ言う。
日本の様に棺桶の下に鉄板の寝台が有り、焼き上がりをその上で鑑賞し、箸で骨を拾う、という事は無く
窯に直接、棺桶を放り込み、焼き上がりを窯の扉を開け、まだ熱いのでと、扉のかなり手前から鑑賞する。
ピザを焼く時の様に、その骨の下に何か差し込む道具が有れば姿のまま取りだせるのに、
大きなほうきで、向こうからこっちへ引っ張り掃き、手前にあるバケツに骨を入れると言う。
楕円のバケツに入ったショーンの骨をショーンの奥さんとショーンの母、義理の父、そしてジェイソンとで眺め、喉仏の骨(実際にはこれは火葬の際に溶けるため第2脛骨の部分、「白骨」という)を探した。
探しても探しても、それらしき形をした骨が見当たらない。
適当に、これにしておこうと決め、そのまま同じ建物内で14時~葬儀が始まる。
両親、兄弟、親戚、友人がどんどんと涙しながら入ってくる。
皆に遠いところから良くぞ来てくれたと言われ、悲しみを分かち合う。
つづく

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